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Vol.53

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      R E I C マ ガ ジ ン  Vol.53       
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2016.2.9 ━━━━━
先日開催された「第15回国土セイフティネットシンポジウム」においては、
大変多くのご参加を頂き、誠にありがとうございました。
年明け以降、各種メディア等で、5年の節目を迎える東日本大震災についての
特集が数多く見られるようになってきました。
被災地における取組みと、今後の課題をお伝えすべく、本号では
東北地域づくり協会による特別寄稿をお届けいたします。

━━━ INDEX ━━━
[1] 特別寄稿
   『東北地域づくり協会 -東日本大震災から5年- 』
    一般社団法人東北地域づくり協会 地域事業部長 山内芳朗氏

[2] REICニュース
  1. 第20回震災対策技術展が開催されました。
  2. 「いまこそ知りたい私たちに必要なソナエ」のご案内
  3. 「海から地震を探り、地震・津波に備える」のご案内

[3] 歴史に学ぶ ==2月の災害史==

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[1] 特別寄稿
   『東北地域づくり協会 -東日本大震災から5年-』 
    一般社団法人東北地域づくり協会 http://www.tohokuck.jp/
         地域事業部長 山内芳朗氏
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 一般社団法人東北地域づくり協会は、国土の利用・整備・保全に関する
事業等及び災害防止に関する事業等の支援を通じ、国土の健全な発展に
寄与することを目的として社会貢献を行ってきている組織であります。
国内の経済は、年末の日経平均株価が4年連続で前年末の終値を上回り、
19年ぶりに19,000円を超えました。しかしながら景気回復の実感は
東北初め被災地においては特に薄いように思われます。
デフレからの脱却を目指し、国内の総需要を創出するため、国土の強靭化や
競争力向上に寄与するインフラ整備等の政策を重点化によりイノベーションが
引き起こされ日本経済が一層強化に繋がることと思われます。

 さて、東日本大震災から間もなく5年になろうとしております。
当協会の被災前後空中写真による復興状況のモニタリング調査(被災前後・
6ヶ月後・1年後・1年半後、3年後・4年後)でも明確に変化が見られ
住宅の高台移転や地盤の嵩上げ工事が進み、復興の兆しが
見られるようになりました。集中復興期間5年は終え、次年度から
復興創生期間と位置づけられたステージに入ります。

このような状況の下にあって、当協会は国土交通省が行っている
復旧・復興事業の支援を通じて、復興に貢献してきました。
特に、復興のリーディングプロジェクトと言われている復興道路、
復興支援道路事業は、地域の復興にとってはきわめて重要で
早期完成を望まれていることから、当協会も一層強化を図り早期復興支援に
貢献していくところであります。
また、技術開発支援として震災復興を重点に産学官と連携し
技術開発を取り組んでおります。特に震災の教訓から避難の遅れによる
被害規模を拡大したことを踏まえ、津波避難システム開発は、災害時に現場
及び職場等の管理責任者、個人等が避難安否確認情報を携帯電話にて
確認できるシステムを、リアルタイム地震・防災情報利用協議会、
東北大学災害科学国際研究所、東京大学、弘前大学と連携により開発し
行政、民間、学校、マスコミ等から期待されているところであります。
現在は実用化に向けて全国各地において社会実験(無料参加)を行っており
一定の評価を得ているところであります。

 続きは REICホームページよりご覧ください こちら

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[2] R E I C ニ ュ ー ス
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1. 第15回国土セイフティネットシンポジウムが開催されました。

開 催 : 2016年2月4日(木)13:00~17:00
場 所 : パシフィコ横浜 アネックスホール I・J会場
主 催 : 国立研究開発法人防災科学技術研究所
      特定非営利活動法人リアルタイム地震・防災情報利用協議会

※開催報告につきましては、後日REICホームページにてご案内します。

第15回目の国土セイフティネットシンポジウムは、
「災害情報の最前線!」と題し、火山・地震・豪雨水害・災害医療の
それぞれの視点から、情報の重要性をご報告いただきました。
昨年度から課題提案されている“災害に強いレジリエントな社会”を
形づくるためには、災害情報をどのように共有・利活用していくかが
重要となっています。
本シンポジウムの共催者である防災科学技術研究所を始め、
戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)に関わる各分野機関
によって、社会実装に向けた取り組みが益々強化されると
考えられます。
あらためまして、この場を借りて、ご参加頂きました方々に
御礼申し上げます。(REIC事務局)

2. 「いまこそ知りたい私たちに必要なソナエ」のご案内

気象庁主催 「いまこそ知りたい私たちに必要なソナエ」が開催されます。
迫り来る首都直下地震に備えた身近な備えについて、
専門家によるトークショーを始め、お子様と一緒に参加頂ける
ワークショップ等もございます。
皆様お誘い合わせのうえ、ぜひお運びください。

日  時 :平成28年2月14日(日)10:00~16:00
会  場 :大田区産業プラザPiO 2階 小展示ホール
     (東京都大田区南蒲田1-20-20 京急蒲田駅前)
入場料 :無料
主  催 :気象庁
詳細はこちら

3. 「海から地震を探り、地震・津波に備える」のご案内

海洋研究開発機構主催 「海から地震を探り、地震・津波に備える
〜地震・津波観測監視システム(DONET)による地震・津波研究の最前線〜」
が開催されます。
「地震・津波観測監視システム(DONET)」の研究内容のご紹介に加えて、
パネルディスカッションでは、その将来像について議論されます。
皆様お誘い合わせのうえ、ぜひお運びください。

日  時 :平成28年3月10日(木)13:00~17:30
会  場 :科学技術館サイエンスホール
     (東京都千代田区北の丸公園2-1)
入場料 :無料(定員350名、事前登録が必要です)
共  催 :国立研究開発法人海洋研究開発機構
      国立研究開発法人防災科学技術研究所
後  援 :文部科学省
事前登録、詳細はこちら

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[3] 歴史に学ぶ ==2月の災害史==
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REICマガジン発行月における過去の災害史をご紹介します。
過去の災害から、現在の備えを学ぶきっかけになれば幸いです。

・1605年(慶長9年)  慶長地震
・1968年(昭和43年) えびの地震
・1982年(昭和57年) ホテルニュージャパン火災
・2010年(平成22年) マウレ地震(チリ)
・2011年(平成23年) カンタベリー地震(ニュージーランド)

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