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Vol.41

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      R E I C マ ガ ジ ン  Vol.41       
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2015.2.13━━━━━
[1] REICニュース
1. 第19回震災対策技術展が開催されました。
2. 事務所移転のお知らせ
[2] ≪特別寄稿≫ 阪神・淡路大震災から20年
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[1] R E I C ニ ュ ー ス
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◆ 1. 第19回震災対策技術展が開催されました。
 開催報告はこちらをご覧ください。

「予稿集が足りなくなるかもしれない・・・」。受付スタッフにそんな心配が
広がったのはシポジウム開始まもなくでした。当日の来場者は180名、雪が舞う
あいにくの天候の中、参加してくださった方々に改めて御礼申し上げます。
 14回目を迎えた今年の国土セイフティネットシンポジウムのテーマは「災害に
強いレジリエントな社会を目指して」。安倍総理が議長をつとめる「総合科学
技術・イノベーション会議」が推進する3本の矢の1本が戦略的イノベーション
創造プログラム(SIP)と呼ばれるもので、レジリエントな防災・減災機能の
強化というのがその課題のひとつになっています。
 シンポジウムを共催している(独)防災科学技術研究所はその課題を担う機関
で、昨年10月には新しい組織として「レジリエント防災・減災研究推進センター」
(所長 藤原広行氏)をつくり、今回のシンポジウムでは、津波・ゲリラ豪雨・
府省連携等の各リーダーから研究概要を説明していただきました。
 レジリエント、一般的な言葉になっているとは言いがたく、テーマに採用する
には迷いもありましたが、まったくの杞憂でした。
 官民あげての災害情報をリアルタイムで共有する仕組みを2018年まで作り上
げるというこのプログラム、REICでも貢献できるよう取り組んでまいります。
                             (事務局)
◆ 2. REIC事務所移転のお知らせ
このたび事務所を東京都台東区へ移すことになりました。
移転作業期間中(2/26~3/1)はご迷惑をおかけしますが何卒ご了承ください。
新住所、電話番号等詳細はおってお知らせします。
なお、3/2(月)より新事務所にて業務を開始します。
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[2] ≪特別寄稿≫ 阪神・淡路大震災から20年 
  元Kiss-FM編成局勤務 坪井淳一(姫路市在住)
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長男が22歳となり大学院に進学することになった。思えば彼が2歳の時に
阪神淡路大震災に見舞われた。当時神戸のKiss-FMというラジオ局に勤務
していた私は自宅から自転車にのり3時間かけて火の中を局まで走った。
崩壊しそうな局舎の中で残っていたスタジオで震災報道を始めた。DJも
来ない中でアナウンサーの経験者であった私はマイクの前に復帰した。
Kiss-FMでは安否情報を選ばず、サバイバル情報を中心に放送することに
徹した。残っていたFAX回線や、電話を使い時間が経つとともに得られる
情報をまとめ5分に一度の割合で伝えていった。終わりの見えない報道。
長期戦だ。その時英語が喋れるDJが来た。エリア内には外国人も多い。
Kiss-FMでは数か国語で情報を流した。震災地の中にある放送局として内から
内への報道であった。応援にきてくれたDJ達には、落ち着いて決して叫ばずに
情報を伝えるように話をした。リスナーは情報を求めている。しかしそれと
ともに、心の安心を求めていると思ったからだ。情報を伝える方が興奮しては
いけない。冷静にそして適格に伝えていく。この気持ちを発信するものが
持っていないとだめである。伝えるのは情報だけではない。心を伝えるのだ。
インターネットもスマホもある時代。発信する側と受ける側の心をつなぐことだ。
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