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Vol.100

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      R E I C マ ガ ジ ン  Vol.100       
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2020.1.7 ━━━━━
謹んで新春のごあいさつを申し上げます。オリンピックイヤーの令和2年も
引き続きご愛読のほど、よろしくお願いいたします。
本号は、新春第1号でもあり、メールマガジン発刊から数え第100号となります。
REICマガジンは、第100号を区切りに、次号から不定期発行となります。
巻末にご案内を掲載しておりますので、最後までどうぞお目通しください。

━━━ INDEX ━━━

[1] 年頭のご挨拶  REIC会長 早山 徹

[2] REICニュース
  1. 第19回 国土セイフティネットシンポジウムのご案内
  2. 「第4回 官民合同会議」のご案内
  3. 「令和元年度 成果報告会」のご案内

[3] 断層トリップ(最終回)

[4] 事務局より
   REICマガジン(メールマガジン)今後の予定

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 [1] 年頭のご挨拶  REIC会長 早山 徹 
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 明けましておめでとうございます。
 会員の皆様、関係者の皆様には日頃から当協議会に対してご支援、
ご協力を頂き、衷心より御礼申し上げます。

 昨年も多くの自然災害に見舞われた1年でした。その中で特に風水害に
関しては、二つの台風が発達したまま首都圏を襲い、大きな被害をもたらし
ました。台風15号では、千葉市で最大瞬間風速57.5メートルを記録し、
死者は1名と少なかったものの、家屋一部破損が7万棟に達したほか、
送電設備等の倒壊などにより、広範囲の停電が長く続きました。また台風
19号では、東京都羽田で最大風速34.8メートルを記録したほか、神奈川県
箱根町で24時間雨量が940ミリを超えるなど、広範囲で大雨に見舞われ、
関東平野や長野県など各地で河川が氾濫し、99名の方が亡くなられ、3名
の方が行方不明となっています。また河川の氾濫等により全半壊28000棟
の家屋が全半壊の被害を受けました。
 地球温暖化の影響と思われる海水温の上昇により、台風の規模、強さが
増してきており、事前対策や台風接近時の正しい気象情報の提供が益々
重要になって来ていると思います。
 一方、地震に関しては、昨年は比較的静かに推移したものの、南海トラフ
巨大地震、首都圏直下地震等の脅威は継続しており、国民の間に不安が
広がっています。私たち、防災に関わるものは、これらのハザードリスクに
対して、具体的な対応策を提示し、それに必要な情報を提供していかなくては
ならないと思います。

 さて、2020年を迎え、REICは引き続き防災科研等の研究機関で得られた
情報をわかりやすく国民に伝え、災害から人の命を守る活動を展開してまいります。
 具体的には、先ず緊急地震速報の高度化の普及です。緊急地震速報が
実用化して10年経過しましたが、従来の方式では震源を点とみなしている
ために、マグニチュード7を超える大きな地震の場合には震度を正確に予測
することは困難と言われてきました。気象庁は周辺のリアルタイム震度を
活用して、巨大地震でも正確に震度を求められる新方式を開発し、昨年から
配信を開始しています。REICはこの新方式への移行がスムースに運ぶよう
受信者の皆様を支援していく方針です。

 また、一昨年から、防災科研で開発された「リアルタイム地震被害推定情報」を、
行政機関はもとより、民間でも活用できるように、「ハザード・リスク実験コンソー
シアム」を設立して実証実験を進めてまいりました。
 実証実験の成果に基づき、本年から本格運用を予定しております。地震発生
直後の被害状況の把握、緊急初動体制の決定あるいはBCP(Business
Continuity Plan)への応用などでの効果を期待しています。

 また、恒例の「国土セイフティネットシンポジウム」は今年第19回を迎え、
2月6日(木)パシフィコ横浜 アネックスホールに於いて防災科研との共催で開催されます。
 「激甚災害から社会・経済を守る」をテーマに予想される巨大災害リスクに対して
具体的にどう対応するのかを少しでも明確にし、不安を払拭させる集いにしたいと
考えております。多くの方々のご参加をお待ちしております。

 自然災害のリスクが高まる中、REICは社会の不安の解消に少しでもお役に立つ
ように力を尽くして参ります。本年もREICに対しご支援、ご協力を賜りますよう
お願い申し上げます。

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 [2] R E I C ニ ュ ー ス
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1. 「第19回 国土セイフティネットシンポジウム」のご案内

今年度も、第24回「震災対策技術展」横浜のイベント会場にて
「第19回国土セイフティネットシンポジウム」を開催いたします。

■ 総合テーマ 「激甚災害から社会・経済を守る」 ■

特別講演 : 名古屋大学 減災連携研究センター 教授 西川 智 氏

講演① :(国研)海洋研究開発機構   堀 宗朗 氏
講演② :(国研)防災科学技術研究所  藤原 広行 氏
講演③ :(国研)防災科学技術研究所  清水 慎吾 氏
講演④ : 首都高速道路(株)      土橋 浩 氏

日 程 : 2月6日(木) 13:00~16:30
会 場 : パシフィコ横浜 アネックスホール I・J会場
入場料 : 無料
主 催 : 国立研究開発法人防災科学技術研究所
     特定非営利活動法人リアルタイム地震・防災情報利用協議会

※プログラムはこちら

※参加申込みは第24回「震災対策技術展」横浜の
 セミナー申込ページよりお願いします。 こちら
 該当日時からシンポジウムをご選択する場合は、
 “2月6日(I・J会場)13:00~16:30” の左○印をクリックし、
 黄色に反転したことを確認後、一番下までスクロールして
 必要事項をご記入の上、送信ボタンを押してくださ

2. 「第4回 官民合同会議」のご案内

防災科学技術研究所が主催する、「第4回 官民合同会議」が博多で開催されます。
今回は、「災害に強い地域づくりに必要な情報共有と利活用とは?
~ 熊本地震、九州北部豪雨から学んだこと ~」と題し、講演および
討論会が開催されます。
九州沖縄8県の防災担当者を招き、災害に強い地域づくりについて
徹底討論されます。また、防災科研の取組、SIP4DやISUTについても報告されます。
皆様お誘い合わせのうえ、ぜひお運びください

日 程 :1月24日(金) 13:00~18:15
会 場 :会議・研修施設ACU博多
     (福岡市博多区博多駅中央街7-21紙与博多中央ビル6F)
入 場 :無料(先着100名)
主 催 :国立研究開発法人防災科学技術研究所

※参加お申込みは、申込サイトよりご登録ください。
詳細はこちら

3. 「令和元年度 成果報告会」のご案内

防災科学技術研究所が主催する、「令和元年度 成果報告会」が
東京国際フォーラムにて開催されます。
今回は、池上彰氏を特別ゲストにお迎えし、「知る、備える、行動する」
をテーマとして開催されます。
今年度の研究成果の発表や、約140もの研究成果ポスター発表も行われます。
皆様お誘い合わせのうえ、ぜひお運びください

日 程 :2月13日(木) 13:00~17:00
会 場 :東京国際フォーラム ホールB7
     (東京都千代田区丸の内3-5-1、JR有楽町駅前)
入 場 :無料(先着800名)
主 催 :国立研究開発法人防災科学技術研究所

※参加お申込みは、申込サイトよりご登録ください。
詳細はこちら

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 [3] 断層トリップ
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2017年夏から続けてきた“断層トリップ”も、今回が最終回となります。
日本全国には、まだまだ私たちの知らない断層スポットがたくさんあります。
現在、44地域の日本ジオパークが認定されていますので、
断層以外のスポットにも注目してみたり、ジオツアーに参加したり、
まだまだ楽しみは無限にあります!

第30回:大須鼻の活断層

新潟県佐渡島は、日本海側で最も大きな離島です。長い年月の地殻変動を
経て、北側の大佐渡山地と南側の小佐渡山地がつながり、現在の佐渡島の
形となりました。大須鼻の活断層露頭を観察すると、小佐渡丘陵側の地層が
海岸側の地層の上に乗り上がっている様子が見られます。
この辺りには、27基の円墳が分布する真野古墳群もあり、自然と人類の歴史
を共に感じられるポイントでもあります。

住所:新潟県佐渡市背合大須大小
アクセス:両津港から車で35分、小木港から車で22分
https://sado-geopark.com/site/1283/
(佐渡ジオパークより)

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[4] 事務局より
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◆ REICマガジン(メールマガジン)今後の予定 ◆

2011年10月より毎月月初に定期的に発行してきたREICマガジンですが、
次号より、不定期発行といたします。
イベント、講演会、各種お知らせにつきましては、REICホームページと
Facebookページ、Twitterにて随時お知らせいたします。
フォローしていただくと、最新情報がタイムラインに表示されますので、
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発行日:次号より不定期発行
発行開始月:2011年10月
発行元:〒111-0054 東京都台東区鳥越2-7-4 エス・アイビル4F
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