特定非営利活動法人 リアルタイム地震・防災情報利用協議会

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                              平成24年6月1日 Vol.9
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6月は曇天で始まりました。梅雨入りが近づいているようです。
竜巻の発生や、雷被害など自然の脅威を見せつけられるたびに、

正確な情報を得ることがいかに安全に繋がるか、改めて感じています。

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・ 特集① ………… REIC片山会長がシリーズでお届けする
              かたやま通信-No.9 『腰痛と日本サッカー協会』

・ 特集② ………… REIC 3.11 ~風の便り~ Vol.7

・ REICニュース … REICが今村教授(東北大学)らと共同で
「緊急津波避難情報システム」を開発!
                 ↓
           講演会(6/5)で解説&デモンストレーション実施

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■ 特集 ①  かたやま通信-No.9 『腰痛と日本サッカー協会』
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 ひょんなことから日本サッカー協会と関係ができた。4月の終わり
ごろだったと思う。防災科学技術研究所の時代に一緒だったYさん
からメイルをいただいた。この8月から9月にかけて、ジュニア女子
サッカーのワールドカップが日本で開かれる。ついては、地震に
ついて話してはもらえないかという問い合わせだった。二つ返事で
お引き受けした。二十歳以下の世界中の女性サッカー選手を相手に
話ができると思えば、断る人は少なかろう。

 ところが、あとでよく聞いたところ、話の相手は選手ではなく、
コーチとか事務方の人たちで、6月のはじめに行われる大会の準備
会合の場であることがわかった。会場の1つに仙台が含まれており、
昨年の津波地震を気にかけている国があることに対するFIFA の
配慮よるものだった。少しがっくり来たが、打ち合わせに来られた日本
サッカー協会の方によれば、「若い女性のコーチもいるかもしれま
せんよ」とのことだった。(この辺は、セクハラに当たるかも。)

 地震のことはほとんど知らない人もいるだろうから、難しい話には
しないでほしいといった簡単な打ち合わせの後、「最近、腰の調子が
良くないので座ったままの講演でいいですか」といった四方山話を
していたところ、それなら協会で心当たりを調べてみましょうという
ことになった。

 1週間もたたないうちに、お返事をいただいた。江戸川区西葛西に
ある「東京メディカル・スポーツ専門学校」の付属治療院でハリを使
った治療をしておられる先生である。ワールドカップを含めサッカー
協会の海外試合に何度も同行されたというご経験をお持ちだ。

 たいへんお忙しい中を、5月のはじめに予約を取っていただいた。
ちょっと文章で表すのは難しい独特の診療をなさる方だった。先生
ご自身が、「劇的に良くなるというわけではないし、必ず効くとは限り
ませんよ」と、おっしゃっている。それに、ある程度の時間もかかる。
二度目の予約も取っていただいた。これで、サッカー協会には大き
な借りができた。6月の講演はがんばるつもりだ。(早々につくって
FIFA に送った原稿は、理屈っぽすぎるということで差し戻し、
ハウツーものに書き替えて再度送ってもらったが、お眼鏡にかなう
かどうか。)

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■ 特集 ②  REIC 3.11 ~風の便り~ Vol.7
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REIC水井です。
今回は、さまざまな地域と分野の震災関連情報をリアルタイム発信
していく企画「復興ハングアウト」の舞台裏について話をいたします。

4月4日に第1回「復興ハングアウト」を実施しました。この第1回では、
震災直後に各地で立ち上げられた臨時災害FM局を取り上げ、宮城県
石巻市と山元町、福島県南相馬市の方々に出演していただきました。
それぞれの臨時災害FM局が行なってきた震災後の活動内容や地元の
状況、また地域メディアの今後の課題などについて討論と意見交換を
行ないました。

第1回 復興ハングアウト(You tube)
     http://www.youtube.com/watch?v=TBgzbTK5Gcg
この最初の第1回にて取り上げるテーマを決めるのに、かなり悩みました。
復興に繋がる活動をされている方々の中で、どのような分野の方が最初
にふさわしいのか。もっと行政よりの方なのか、仮設住宅の住民なのか、
支援を行なっているNGOやNPOなのか。
その中でも、市町村住民に対して生活に直結している情報を震災直後から
延々と伝え続けているラジオが一番ふさわしいのではないかと思いました。
情報を伝えると言う側面を持つITを活用した情報発信である「復興ハング
アウト」が最初に取り上げるべきテーマなのかなと考えました。

実際に4月4日に実施してみると、日本各地からOn Air(生放送)を視聴
しながらチャットで意見を出してくれる方(関西が多かった)や、飛び入りで
生放送に参加を希望される方(第2回は飛び入り可能かも)など、なかなかの
反応を得ることができました。
また、日本語だけではダメだろうと独自に判断された方が、On Air(生放送)を
視聴しながらその場で英語に同時翻訳し再配信されるなど、予想もしていな
かった活動もあったりしました。
みなさま、ありがとうございました。

現在、第2回「復興ハングアウト」の準備を行なっているところです。今日(5/31)
もそのヒアリングを行なうため、宮城県気仙沼市の復興商店街で色々な方と
打合せをしてきたばかりです。おそらく次回は、「復興商店街・町の復興」が
テーマになりそうです。
第2回は、6月後半に実施する予定ですので、ご興味のある方は当日の
On Air(生放送)を視聴していただけるとありがたいです。

生放送を視聴する場合は、下記の「復興ハングアウト」のページから可能と
なります。(東北被災地の現地情報も随時UPしています)

URL: https://plus.google.com/117994033388936375907/posts

また、「復興ハングアウト」に関してご意見などございましたら
reic-hangout@googlegroups.com 宛にお送りいただければ幸いです。

なお、この活動は、NPO 法人リアルタイム地震情報利用協議会(REIC)が
コーディネーターとなり、現地の各団体と活動を進め、Google が Google+
ハングアウトの技術サポートを行っています。

次回は、仮設住宅での生活と支援活動の実状についてご紹介したいと
思います~。(‘_’)/

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■ REICニュース
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○ 今村教授(東北大学)らと共同で
      「緊急津波避難情報システム」を開発!

本システムは、緊急地震速報及び津波警報・情報を利用して、登録
されたPC・携帯電話に適切な避難情報をメールで配信するものです。

社団法人東北建設協会による助成制度を利用し津波工学が専門の
今村文彦・東北大学教授らのグループとREICが共同で開発致しました。

5月14日に、宮城県名取市閖上地区のがれき処理場にて、本システムの
配信実験を行いました。多くの報道関係者が見守る中、実験は成功し、
その実用性が確認されました。

今後は、大規模地震の発生が懸念され、津波の影響を受ける可能性の
高い、九州・四国・関西・東海地域での実利用を目指します。

なお、6月5日のREIC総会の後、今村先生による東日本大震災における
津波被害に関する講演(ビデオレター)と、大保専務理事による
本システムの解説及びデモンストレーションを行います。

講演会概要はこちら(参加受付中です。)
http://www.real-time.jp/pdf/120605_REIC_event.pdf

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※REICへの入会案内はこちら http://www.real-time.jp/gaiyou/join.html

※本メールは配信を希望された方、REIC会員の方(以前会員だった方も含む)、
 REIC主催のイベントにご協力、ご参加いただいた方にお送りしています。
 登録アドレスの追加・変更・配信停止はこちらまで reic_magazine@reic.or.jp

※REICマガジンに関するご意見・ご感想・情報提供は
 こちらまで reic_magazine@reic.or.jp
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【REICマガジン】
発行日:月1回・毎月上旬発行(休刊:GW、年末年始など)
発行開始月:2011年10月

【発行元】〒160-0016 東京都新宿区信濃町11-3 AK信濃町ビル2F
特定非営利活動法人リアルタイム地震情報利用協議会 事務局
TEL:03-5366-2720 FAX:03-5366-2740 HP: http://www.real-time.jp
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