特定非営利活動法人 リアルタイム地震・防災情報利用協議会

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                  平成23年12月1日 Vol.3
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┃             R E I C マ ガ ジ ン              ┃
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街もイルミネーションに包まれてきました。
REIC事務所近くの新宿通り沿いでも「よつさんキラキラストリート2011」が
始まります。皆さまの周りはいかがですか☆ミ

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・特集①…………当協議会片山会長がシリーズでお届けする
           かたやま通信-No.3 『レイク(REIC)事始め』
・会員トピック……『株式会社ニュークリアス』
            総合情報配信サービス「インフォマジック」
・特集②…………REIC 3.11 ~風の便り~ Vol.2
・REICニュース… REICからのお知らせなど

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■ 特集①  かたやま通信-No.3 『 レイク(REIC)事始め 』
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 私は、神戸地震の翌年、つくばの防災科学技術研究所(防災科研)に行き、
そこで10年間を過ごした。2000年前後から、防災科研は予算的に恵まれ、
いくつかの大型プロジェクトに取り組むことができた。地震観測網の運用、
E-ディフェンスの建設、大都市大震災軽減化特別プロジェクト(大大特)と
リアルタイム地震情報の伝達・利用に関する研究である。所員の一部からは、
これらの大型プロジェクトは、研究者に過重なロードをかけると指摘されることが
あったが、理事の早山さん(現REIC副会長)がいつも後押しをしてくださった。
声なき反論がもっとも強かったように思われたのが、大大特とリアルタイムである。

 ここでは、リアルタイムについてだけ書くことにする。

 文部科学省が新しい研究費の枠としてリーディングプロジェクト(LP)を
スタートさせたのは、2003年4月である。すでに防災科研が運用を始めていた
地震計ネットワークの記録をリアルタイムに使って、防災に活かそうという
プロポーザルが採択され、5か年の大型プロジェクトが始まった。ところで、
すでに走っていたいくつかの大型研究のことを考えると、リアルタイムLPの
すべてを所内の研究者でまかなうことは難しかった。そこで、所外に設立した
NPO法人を通して所外研究者グループを中心に据えた研究体制を採ることにした。
そのNPO法人が、「リアルタイム地震情報利用協議会(REIC)」である。
このやり方に対しては、研究所の内外から抵抗があった。所内ではNPO法人の
能力がとかく疑問視され、所外ではトンネル法人による研究外注と見られるのでは
ないかという思いがあったようだ。

 私は、防災科研のように小規模の独立行政法人にとって、NPOなどの
外部機関との協力は、将来有効な研究のやり方になると思っていたが、
当時はまだ随意契約が認められており、三重県知事が理事を務めるNPOに
県が支出したことがメディアに取り上げられたりしていた。三重県知事の
場合にも、法律や県の規則などには触れないとされたが、痛くもない腹を
触られたくなかったので、有馬朗人先生(もと文部科学大臣)に会長をお願いした。
お忙しい有馬先生は、NPOの具体的な仕事に関係されることはなかったが、
今でもときどきお会いすると、「どぅお、あの地震のNPOはうまく行ってるの」と
聞いてくださる。

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■ 会員トピック  『 株式会社ニュークリアス 』
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○総合情報配信サービス「インフォマジック」

緊急地震速報の存在は、今年発生した3・11の東日本大震災に
て誰もが知るものとなりました。

弊社の緊急地震速報配信サービス「インフォマジック」は緊急地
震速報の配信だけでなく、平時の際の気象情報や地域に特化した
防犯情報を始め、大規模な災害が発生した際に被災者の方が一番
必要とする避難所情報・医療・食事・お風呂・トイレ等の生活情
報を同一機器に配信表示する事ができるサービスです。

しかしながら、当社のサービスを含め緊急地震速報に関連する多
くの機器やサービスに対する利用者の反応として、いつ来るかわ
からない地震のために高いランニングコストを払いつつ機器を維
持する・・・という事で導入を躊躇される方も少なくありません。

弊社の「インフォマジック」は、自動販売機オペレータ国内No.1
の株式会社ジャパンビバレッジホールディングス社と事業連携し、
利用者が所有する土地・建物の一画に自動販売機を置かせて頂く
事で、ユーザ様がサービス料金を支払う事なく、高度利用者向け
緊急地震速報を始めとする「インフォマジック」の機能を使用す
る事ができます。

こうした利用者が費用負担をしないビジネスモデルにより、緊急
地震速報技術をより多くの利用者にお使い頂けるよう考慮致しま
した。「インフォマジック」サービスが地域の安心・安全の情報
端末の一翼を担う世界を作っていきたいと弊社は考えております。

尚、利用者が費用負担を行わないビジネスモデルについては、他
にも各種進めております。REIC会員企業様の中で、弊社とのビジ
ネス連携等を希望される企業の皆様と、いろんな協業も進めてい
きたいと思っています。ご興味がある方は、下記までお気軽にお
問い合わせ下さい。

株式会社ニュークリアス インフォマジック事業推進室

お問い合わせ
http://www.nucleus.co.jp/confirm/
インフォマジック概要
http://www.nucleus.co.jp/service/infomagic/

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このコーナーでは、毎回、正会員様の企業・団体紹介や企業広告を掲載します。
掲載内容を募集しておりますので、掲載をご希望の正会員様は、
reic_magazine@reic.or.jp までお申込みください。
(※ご希望者多数の場合は、申込先着順に掲載させていただきます。)

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■ 特集②  REIC 3.11 ~風の便り~ Vol.2
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 REIC水井です。
 今回は、前回冒頭で紹介しました、震災直後の4月5月に宮城県災害
ボランティアセンターにて情報・技術支援活動を行なったことについて
お話します。
 震災後の4月から5月中旬まで仙台市内にある宮城県自治会館の
県災害ボランティアセンターにてWebマップ(eコミ・マップ)を利用した
支援活動に参加しました。地震情報の協議会であるREICとしては、
地震の「直後」と「事後」における「地震に関する情報の利活用」を
実践・検証したことになります。
(情報の利活用イメージ:
 http://kizuna-dantai311.ecom-plat.jp/fbox.php?eid=11213)

 ここでの活動は、広域をひと目で把握できるマップの特性を利用し
 「震災直後」:交通規制情報(移動可能ルート把握)、被災後の航空写真による被害把握
 「事後」:被災者ニーズ管理、ボランティア作業内容管理、今の町の状況情報共有
などが主な内容でした。
 特に当時は、電気や通信インフラが壊滅した地域もありましたので、
電子的にマップ利用するだけではなく、紙に打ち出したマップを拠点から
車で配達する作業がとても重要でした(特に南三陸町や女川町)。
なんでもかんでも先端技術(電子デバイス)に頼りすぎると、緊急時に
何もできなくなるよ、と言う大事な教訓ですね。
 また、震災直後においては自衛隊・消防・行政の被害地区搜索活動の
計画資料などとしても有効活用されました。

 この活動には、多くの「情報ボランティア」が全国各地から参加(のべ数百人)
されており、彼らの力が無かったら、実現できなかったと思っています。
しかも、これらの方々は、今現在も「遠隔情報支援」として自宅からマップに
情報入力作業などを継続してもらっています。
 ホントにホントに、ありがとうございます。
 REIC会員の方々も「情報ボランティア」に興味がございましたら、
是非ご連絡してください。

 次回は、復旧から復興に向かいつつある秋以降の活動内容を
ご紹介したいと思います~。(‘_’)/

REIC_3.11の活動:震災直後から復旧までの期間(3月から8月頃くらい)
http://kizuna-dantai311.ecom-plat.jp/?module=blog&eid=11037&blk_id=11036

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■ R E I C ニ ュ ー ス
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○茨城県潮来市および神栖市における微動探査調査

REICでは、(独)防災科学技術研究所の委託を受け、今回の大震災で甚大な
液状化被害を受けた地域の中で、茨城県潮来市および神栖市において
微動探査の調査を行いました。調査結果は将来、液状化対策の為の基礎資料として
活用されることになっています。

【調査日(撮影日)】 平成23年10月19日(水)
【調査地】 茨城県潮来市および神栖市
【調査員】 松田、大園
【感想(松田)】
 今回の微動探査では、潮来市で120点、神栖市で80点観測を行いました。
 観測中、多くの住民の方に声を掛けられましたが、一番多かったのが
 「放射線を測っているの?」というものでした。一般の住民の方々が如何に
 心配しているかを肌で感じました。放射線ではなく、地面の揺れを
 測定しているのですよ、と説明すると皆安心したような表情となります。
 さらに、自分の家が被災した方とか、近所の被害の状況とか皆さん饒舌に
 お話になります。1点の測定に多少時間が掛かる点を除けば、色々と貴重な
 お話を伺える良い機会となりました(中には戦争中の話もありました!)
 ご協力頂いた皆様、本当に有難うございました。
http://www.real-time.jp/pdf/111019_REIC_report.pdf

○地震防災フォーラム2012 -関震協20周年記念講演会-

来年の1月12日に建設交流館グリーンホール(大阪市)において、
関西地震観測研究協議会主催の地震防災フォーラムが開催されます。
本フォーラムは、当協議会も協賛しております。
プログラム、お申込み・お問合せ先は、下記の関震協ホームページの
「お知らせ」をご覧ください。
http://www.ceorka.org/

○「第11回国土セイフティネットシンポジウム」開催日時のお知らせ

毎年恒例の「国土セイフティネットシンポジウム」は、本年度は2月2日開催です。
プログラム、お申込方法等の詳細は、確定次第、別途ご案内いたします。

日時 : 平成24年2月2日(木) 13:00~16:55
場所 : パシフィコ横浜 アネックスホール205、206号室
主催 : 独立行政法人 防災科学技術研究所、日本地震工学会
、      特定非営利活動法人 リアルタイム地震情報利用協議会

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※本メールに関するご意見・ご感想・情報提供、登録アドレスの
 追加・変更・配信停止はこちらまで reic_magazine@reic.or.jp
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【REICマガジン】
発行日:月1回・毎月上旬発行(休刊:GW、年末年始など)
発行開始月:2011年10月

【発行元】〒160-0016 東京都新宿区信濃町11-3 AK信濃町ビル2F
特定非営利活動法人リアルタイム地震情報利用協議会 事務局
TEL:03-5366-2720 FAX:03-5366-2740 HP: http://www.real-time.jp
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